まどろみの中で あなたの名を呼ぶ 揺れた花の香を もう思い出せなくて かすかな斜陽(ひかり) 翳りはひそやかに 二人を侵してく 霞みゆく視界 それでも寄り添えば 罪に濡れた血さえ 温かい 目を閉じてゆだねれば まぶたの裏によみがえる 切なる日々 戻らぬ季節(とき)の 鮮やか過ぎる残像が 戸惑い憂い されど全てを懸けて 愛したの あなたを 運命の風は ひどく残酷で やがて花片(はなびら)を 音もなく散らすけど 憶えているの 幸福(しあわせ)の眩暈に 世界が揺れたこと 熱い吐息の潮騒に抱かれて 優しさと激しさ 知ったこと 永遠じゃなくていい あともう少し 少しだけ 愛しき人 あなたの傍で 信じた夢の残照に 照らされてたい 願う そっとこのまま 消えないでいてLast Twilight 静かに堕ちてく 祈りの果てで 意識をそっと手放した 私をどうか赦さないで かなしみと くるしみと よろこび 痛み その全て 愛しき人 あなたの傍で 信じた夢の残照が 跡形なく消えて 灰になっても 愛してる あなたを