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タンスの中の不人気者

Track byBlumio

311
3
  • 2020.10.09
  • 8:08
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歌詞

僕が生まれたのは バングラデシュの工場 労働者がまたしてる 低い月収の交渉 僕は安いTシャツ 色は紫色 なんのブランドもない ブランド物羨ましいよ 猫が金魚捕まえようとしている ダサいプリント ただ無地のプレーンな無難な タイプの方がまだ好きっしょ 暗いダンボールの中 僕は波に揺られ 海を見れず海を渡り 知らぬ街に売られ トラックでハイウェイを降り 着いた街はニュージャージー 大型スーパーの衣類コーナーで服が 並ぶずらり 僕の隣 は犬とライオンのTシャツ 僕を最初に手にしたのは ビッグスマイルのお兄ちゃん 「これだこれだ!」 なんと僕をすぐに購入 彼のタンスの中で他の彼の服と合流 「こ。。。こんにちは」 僕はとりあえず挨拶 声が聞こえてきた「なんだこの ダサいやつ? 見ろよこいつ!マジでありえねぇ! マジヤベェ 間違えねぇ ただのゴミだ価値がねぇ マニア性 満さんのアニマル系 は!ガチダセェ 死んだ方がまだマシだぜ こいつに幸あれ あ!ご主人様だ! お前らすんなよモジモジ! どうせ俺を選ぶ 俺はご主人様のお気に入り あれ?なんでどうして?え? 今日は僕じゃないの? 猫のプリントのやつ? あいつすごくダサいよ!」 僕を選んでくれた 「パーティーはこれで決まり」 え?パーティーに着てくの? めっちゃ入る気合! マジ最高!こっから人生巻き返そう 感じる深い愛情! 着いたよパーティー会場! 彼の親友たちが 一斉に彼を囲む 「何そのTシャツ最高! 俺に譲れ頼む!」 みんな僕を褒めてる 「どこで買ったのそれ?」 「本当センスいいな! このバッキャローオメェー!」 なんという幸せ! 僕はおしゃれなのかな? やっと抜け出せるよ雑魚 キャラの過去から なんて素敵な夜 ありがとう神様 すると 10時半になり主催者のスピーチが 始まった 「えー皆様、さーてそれじゃ今年度 一番人類最悪鬼 ダサファッションコスプレコンテス ト の優勝者は猫と金魚のパープルTを 着てる スマイルがキュートな好青年 ジェイムス・ミケル!」 頭が真っ白 人生の赤信号 ….本当に悲しいよ そして家に帰り彼は僕を 玄関に置いて お母さんに告げた 「ねーもうこれ捨てておいて!」 そうか、やはり僕はただのゴミ 笑い者に過ぎない だからしてね早く処理 でもねその瞬間 遠く向こうで 聞こえたんだ彼の10歳の妹の声 「え?なんで捨てるの? 猫ちゃんめっちゃ可愛い! お兄ちゃんもういらないの? Tシャツもらう私!」 「別にいい…けどさ、 お前には大きくない?」 「パジャマとして着るから! お願いください!」 その後僕はほぼ 毎日彼女に着てもらい 時が過ぎて 成長してもいつもいたよそばに 膝まで いってた長さは今腰まで 気づいたらもう 大学に進学する年だね そして君は愛する人ができたね 日本の留学生いつも隣の席だね 手をつないで、愛を誓って 僕を着ながらお互いの目を 毎晩見合って 彼が日本に帰っても絶対に別れない 体が離れてもハートだけは離れない 涙大き別れ、立ってるJFK空港 ニューヨークから日本果てしなく 長いルート 「何か置いて行って 君の匂いがするもの」 彼は彼女にたくす自分のブルゾンを 「私もあげるね、一番の宝物 私のTシャツ、猫と魚模様」 そうして僕は日本に旅立つことが 決まり それは新しい人生のページの始まり もちろん悲しい でも宝物と呼んでくれた そして絶対また会える! 僕が飛んでくれば! そして僕は見えたバスの窓の外から 未知の国日本 赤く光る東京タワー いっぱい想像したが 好きだ心から 漢字読めないでもやってけそうだこ こなら 彼の家に着き 扉が開いた 声が聞こえてきた「おかえりー! 会いたかった! 空港に迎えに行けなくて 本当ごめんね」 彼に抱きつく知らない女性どういう 状況これって? 「本当大大大好き!カンタ君! 早くギュッとして1年会えなかった 分 まだ覚えてる?1年前の約束」 「あたり前だろ、君と作る家族」 「私幸せ!あなたまさか向こうで アメリカの美女と 浮気なんてしてないでしょうね! その変なシャツ、まさか女の?」 「なわけないだろ 明日捨てるこんなの」 「私の古い服と 一緒に売りに行こう!」 「あ…いいんじゃないの? 別に好きにしろ」 「さーてカンタ君! 今日のご飯はなんだ?」 「まさか唐揚げ?」 「ピンポーン!」 「あ!マジかやったー!」 この裏切りもの!この裏切りもの! この裏切りもの!この裏切りもの! あの子はどうするんだ?お前は最低 ずっと騙してたのか? せめて僕を送り返せ! そして僕は次の日大型 チェーンの古着屋 で他の服に紛れてたった5円で 売られた そして乗せられた 服の山の上 「秋の大型セール!3点で150円!」 だけどこんな僕を買ってくれる 人はいない 「なんだこれ鬼ダサ! こんなの絶対着ない!」 途方に暮れる毎日 あの子を思いながら 僕はもう売れないな こんなにボロいからな もう一度だけ 大事に着られたいな 「このTシャツもう売れない、 明日もう捨てちゃいな」 僕の人生も終わり すでに閉店間際 さよなら、 するとそこにとある青年が来た 「まだ空いてますか? ちょとだけ見ますね なんだろうこのTシャツ? なんかめっちゃイカすね 3点で150円?マジお得すぎ! すごく好き 色も柄もサイズも全て僕向き!」 彼は面白い ヘアスタイルをしていた 変わり者同士で なんか僕ら似ていた 気づいたらもう帰り道に僕を 着ていた なんだか今日の夕日は いつもより綺麗だ タンスの中の不人気もの すごく古くてシミも多い でもあじがある新品のより 彼の話聞いてみよう タンスの中の不人気もの すごく古くてシミも多い でもあじがある新品のより 久しぶりに着てみよう タンスの中の不人気もの すごく古くてシミも多い でもあじがある新品のより 彼の話聞いてみよう タンスの中の不人気もの すごく古くてシミも多い でもあじがある新品のより 久しぶりに着てみよう

このアルバムの収録曲

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