誰か どこか 激しく惹かれて めぐり逢ってしまう 時を止めた時計 巻き戻すみたいに 運命が動く 忘れられるためだけ 名前を持つすべては 現(うつつ)を遊ぶけど あなたの手のぬくもり ただ生まれる前から 憶えていた 私はなぜせつなくて いつか 何か 二人は変わるの 遠い日々の果てに 幸せの裏には 悲しみが隠れて 微笑みをうばう この記憶の続きを 天国から私は 何度も連れてくる どれだけ傷ついても ほどくことができない 棘(いばら)の糸 それを愛と呼ぶのだろう 逃れたくて 求めてゆく 歪んだカルマに抱かれて 忘れられるためだけ 名前を持つすべては 現を遊ぶけど あなたの手のぬくもり ただ生まれる前から 憶えていた 名もなきこの魂が