この町には 唯一の 3回転 ブランコ乗り 命懸けの その時だけ 持て囃され 揺れる心も振り切るの いつかは 誰かも 飛ぶ日が来ると 危機迫れば 掴めず 焦りは まだ届かない 4回転 ハシゴに足かけ 見上げた処刑台 (登って行く 処刑台) まるで 飛べなければ 罪のように (逃げられない 罪のように) 隣町で 誰かが 3回転 飛んだ知らせ 命懸けの 毎日にも 終わり覗く 現実 このまま 誰にも 期待裏切る 存在なら (誰でもいい 教えて 何の為 生きるの) 最期の 願いは 一度きりでも 4回転 (父は死んだ 飛べずに 私も 今行くわ) ハシゴに足かけ 導く処刑台 (終わりを待つ 処刑台) 天に 昇っていく 鳥のように (やっと逃げ出した 鳥のように) 私を観ていて 聴かせてフィナーレを (誰も 信じられぬフィナーレを) 揺れる この世界は 美しく (ちゃんと見届けて 美しく) 命果てた その先では 飛び続ける 白い鳥