ねぇ あなたの言葉が 酷く私を苛んでいる ねぇ 私の綴る言葉が いつか君に届きます様に あなたも私もひとりきり 誰にも結ばれないで欲しい 叶わぬ恋を秘めていても 嫌わないでね 咲いた 飴色の微熱 まるで八月の終わりみたい 触れた 温室の心臓 「私、恋を 知ってしまったみたい。」 あぁ 泡になってしまってた 青く美しい春さえも もう それからは訊かないで ぽつり悲しくなってしまうから あなたも私もひとにぎり 誰にも結ばれないはずね 叶わぬ恋と知っていても 裸足でみつめあえなくても 触れぬ傷が癒えなくても 歪な過去が褪せなくても あの娘のことを好きでいても 構わないから 咲いた 飴色の微熱 泣いてばかりだね赤子みたい 消えて! 憂鬱と哀愁 「私、花を 摘んでしまったみたい。」