内緒でキスキス いつか散るなら その日まで 指を重ねれば 手引き通りに もつれた前髪上げて もっと良く見せて 震えてる 心の奥の奥を はらはら 影の街 コンクリートの上で咲いた ふたりしかいない 世界の秘密を 今静かに知るの 内緒でキスキス 優しさより キスキス 苦しくして 濡れた睫毛も 掠れた声も 唇で食んで 内緒でキスキス 赤い花びらのように染まる その温度 誰かに 告げ口しないで あなたの表情が私のいない 場所で解けるとしたら いっそ引き千切ってしまいそうに なるくらいに愛しい ぽろぽろ 摘み取って 私になら壊されてもいいと あなたは綻んで 世界の秘密を 攫うみたいに抱いたの 内緒でキスキス 溶け合いながら キスキス 爪を立てて 細い背中に 白い首筋に 痕を残して 内緒でキスキス 燻ってなぞるように触れた 想いの行く先を 教えてください ずっと果てまで ねえ 行きたいの 甘い契約に ふたりでサインを 結んだなら 内緒でキスキス 突き放しても キスキス まだ止めないで 「好き」「嫌い」「好き」 嘘も本当も 唇で食んで 内緒でキスキス 赤い花びらのように染まる その温度 誰かに 告げ口しないで