朝の恋の中で 私は魚 半分醒めて 半分眠りの海を漂っている 泳げない魚 毛布が波のように 私を誘う 溺れよと あなたが恋を仕掛けて来る 午後は日差しの中の だるい恋の時間 お互いが備えている ものうさの 深い光景 あなたを鏡にして 私が鏡になって 映し合い見つめ合いながら 沈んでいく わたしたち 夜は 遠吠えの 獣ごっこが 恋 仕掛け合う 言葉の罠 恋の遊戯の中で 私達はいつもおしゃべり ことば ことば ことば ことば 風見鶏が 風を 運んで 私達は朝の街で 口づけを交わし合う ことば ことば ことば ことば 私達は賭けをする 二度目の出会いを 私達はかける 二度目の出会いを