絡みついた哀傷 閉ざした気になった過去に 耳を裂いた幻聴 希望はどうなった 欺瞞さえ矛盾 拭えない不安さ 剥がした氷のような 憐憫の投影を名付けたいだけ 最低な感情が溶けて動けない 替えようのないこんな手札を眺めて 何回だって呟く 仕方ない 劣等の解放を待ち焦がれている 悲観的な妄想がどうして終わらない 脳内を駆った助けを呼ぶ声が 頬を濡らして唇に乗らない 救済の光芒を待ち焦がれている 最低な感情が溶けて動けない 衝動の埋葬を待ち焦がれて 鳴き出した警鐘 歪んだ現実の 平等って一体何だってんだ とうとう思い出せない この僕の尊厳を燃やしたいだけ 単純な回答なら認めたくない どうしようもない惨劇が続くのなら 誰かのせいにして 生きていくしかない 簡単な安寧を待ち焦がれている 崇高な天命じゃ抗えもしない ずっと狂っている胸の羅針盤 不安定な夜を幾千と迎えて 本当の暁光を待ち焦がれている 最低な感情で待ち焦がれて