僕は君の街まで行くよ 都電列車の切符を握って 君がたとえいなくとも行くよ 君の街へ 僕が君の街へと着いたら 旨い煙草を一本くれないか そしたら僕が君のことを、 煙で包めるから 無くした時計の針は 動かないままで 君の抜け殻だけを 追いかけてゆくのは 悲しいかな、寂しいかな 僕の列車が街へ着く頃 君はあの喫茶店で待っていて 忘れかけた話をしよう、いつか 君の街で 無くした時計の針は 動かないままで 君の抜け殻だけを 追いかけてゆくのは 悲しいかな 無くした時計の針が 動き出す前に 君の事を少し 思い出してみようかな 悲しいかな、寂しいかな