道端の花のように 美しくなれなかった 綺麗ごとだけじゃ どうしようもないから 強く、強くいられなかった まがい物のように 心に隠した厭離の花が 孤独に死にゆく鬼のようで 愛することさえ 支えることさえ 許されない (憐れに堕ちる) 美しいものよ 正しいものよ この”心臓”(こころ)を隠して 道行く人込みに押しつぶされて 踏みにじられた 小さな”こころ”(はな) 滲みだすエゴが毒のように回る 強く、強くいられなかった 真実の姿を映して 心に宿した正義の花が 身体を蝕む焔のように 憎しむことさえ 悲しむことさえ 叶わない (心を喰らう) 穢れたものよ 抗うものよ この”心臓”(こころ)を 抱きしめて、ただ 許して欲しいと 願えば 歌えば 涙も流せるようにさ 瘡蓋も落ちるから 美しく生きようとするほど 気高く生きようするほど この心は厭世的になり やがて人を嫌いになる 栄光を掴むにはあまりにもか弱く 無垢だった 孤独を生きるこの心には 行き場のない憎しみが芽生え やがてそれは僕に死を与えた [眠れない夜が 孤独を飲み込む] 溺れるほどに まがい物のように 心に隠した厭離の花が 孤独に死にゆく鬼のようで 愛することさえ 支えることさえ 許されない (憐れに堕ちる) 正しいものよ 美しいものよ 弱きものよ 心に宿した正義の花が (呪われた花が、美しいほどに) 身体を蝕む焔のように (焼き尽くす) 悲しむことさえ (涙さえも) 憎しむことさえ (怒りさえも) 叶わない (心を喰らう) 穢れたものよ 抗うものよ この”心臓”を抱きしめて