聴いて 銀の舟を見たの 夜空の星と 同じ高さに 誰も 信じてくれないと 黙っていたよ ここに来るまで 「話してみて」 煤(すす)けた少女が 微笑んだ きっと 不思議をあるがまま 受け入れるのは 難しくって 賢く生きる ことこそが 強さだと 唇を噛み締めて 思い込んでた もうひとりの それはわたしなの Vanitas Hora(ヴァニタス・ホラ) 自分の心だけは 思い通り 知恵の実をかじったら 逆さになった砂時計 銀河に返して飛ぶんだ Carpe Diem(カルぺ・ディエム) 消えかけたキャンドルに 蝶が浮かぶ 刹那のその命で わたしはここにいるんだと 繰り返し伝える 熱唱 いまも 時間(とき)を戻したくて 後悔だらけ 髑髏が騒ぐ そんな 無駄なことはすぐに やめるべきだと 鼻で笑った 本当? 答 えを待つ頭上 銀の方舟 ひかり放った 歌えや歌え 救済を 音楽を 切れた弦 張り直し 空を見上げる 馬鹿げているけど ★増 無駄なものは 儚くも綺麗 Vanitas Hora 未来を繋ぐために わたしたちが 掲げたウェクシルム(旗) 退屈なんかさせないよ 今すぐ時計を回そう Vanitas Hora この星の時間なら 思い通り 知恵の実をかじったら 逆さになった砂時計 銀河に返して飛ぶんだ 叫べ ほら 30分後の未来が 変わっていく 特別な瞬間に 君がここにいるよ 汽笛が 鳴り響いている 忘れないでいるよ さよなら 寡黙なわたしの 残像
