乱雑にはだけて剥き出しのリズムが 脳の奥の方に染み付いてる 遥か遠く何千何万年 血を流して繋いだ音だ ふと思いますなぜ生まれて なんのために生きる 怖くてしかたない命尽きる日よ 眠れない夜は羊を数えます 腹から 笑えなくなったのはいつからだろう 静かに穏やかに暮らしたいと 願います 冷めやらぬ熱狂は心の奥で 気高さを語る 眼差しは聡く 誰よりも強く生きる 君がいつまでも忘れられないような そんな歌が僕でありますように また必ず会うさと口の約束は 遠く遠く弾けてった 言えず 仕舞いのサヨナラがつっかえたまま 笑えている僕だ 散った花のように吹かれて 消え去ってしまえば 思い出す事もなくて 何者でもないまま明日が来る ああ ああ 並木道ひとり 露雫のように 心の奥に硬く閉ざした眩し過ぎる 未来が 胸を蝕み語りかける神のまにまに どれほどの月日が経ったろうか 君と僕が出会い別れ抜け 殻になっても 切なさは語る 雨足が遠く 失い続けると知る 僕の目に映る深い青色が あなたと同じ色でありますように 指切りで交わした柔な約束は 遠く遠く弾けてった 何もかもが間違ってるって 分かってるまま 正せずにいる僕だ 咲いた花のようにゆられて 静かに眠れたら どれだけの幸せだろうか 何者でもないまま明日が来る ああ ああ 燃え上がるような恋心は 昔々の箱の中に いづれ枯れ失う傷を知り またひとつ膨らます悲しみ 張り裂けた胸の奥に 亡骸 木枯らしひゅるりらり いづれ湧かなくなる熱と知り またひとり ひとり 盲目から目が覚めて グロテスクな肌の寒気 目が冴える 心根に水を注ぐ 見てらんねえ現実に飲み込まれて 強がりなアラーム音が部屋に鳴る 何者でもないまま生きる 日差しの影で目をつむる 朝を迎えるまた明日に咲く 強く願う ユリの花のように