君の隣はまだ 空いてるかな 別に言わないでいいよ その答えが僕を終わらせてしまう 可能性があるからね 今となれば随分とまあ 出かけすぎたな どこもかしこも 全部 嫌気がさすほど 君との記憶なんだ 暮らしづらい街になったなあ きっと このお話が小説ならば またこれも起承転結の一種で 最後には君と結ばれる エンドロールが待ってる わけがないのに なんでもないようなこと ばかり溢れ出してしまうよ 見つける手間が 省けるほどに 君ばかりだ 栞をちゃんと 挟んだわけでもないのに すぐ思い出せてしまうんだよ さよならと言った言葉の 意味は当たり前にわかるよ それでもなぜか 心は今日も わかってないんだよ 次の恋でもすればいいのに バカだよな まだ君を探してる 白線の内側では 境目もなく 並んだ二つの影 まるでいつかの僕らを見てるようで またそっと君を思い出す きっと この瞬間が小説ならば ここからが面白くなるところだろう それなのに 君は こんな僕を尻目に歩いてく ずるいよな ほんと どうせなら上手いこと 嫌いにさせてから いなくなってくれよ 僕だけまだ あの日の君の背中を 追い続けている 終わりから学んだって この先のどこにも 君はいないんだろう それじゃもう 意味がないのに 二度と書き足されずに 振り返ることしか出来ずに あとどれほどの季節とともに 過ごすのだろう あとがきと呼ぶには 拙い言葉だとしても やっぱり 君のことが好きで なんでもないようなこと ばかり溢れ出してしまうよ 見つける手間が 省けるほどに 君ばかりだ 栞をちゃんと 挟んだわけでもないのに すぐ思い出せてしまうんだよ さよならと言った言葉の 意味は当たり前にわかるよ それでもなぜか 心は今日も わかってないんだよ 次の恋でもすればいいのに バカだよな ずっと君を探してる