鼻歌(はなうた)まじりで 古びたのれん はじけばなじみが 待ってる酒場 となり合わせば みんな友 ぐちも 文句も 酒の中 酔って 笑って また明日(あした) こころ つながる しあわせ酒よ コップの底には 故郷(こきょう)が見える 降る星月夜も なつかし酒場 老いた両親(ふたおや) 気になるが 弱音吐いたら どやされる がまん 飲み干し また明日 夢に 向かえる しあわせ酒よ 誰かが歌えば 手拍子そえて 小皿(こざら)も鳴(な)りもの にぎやか酒場 誰も抱いてる こころ傷 そっといたわる 燗(かん)酒(ざけ)で 差しつ差されつ また明日 みんな笑顔の しあわせ酒よ