春よ来い 早く来い 春よ来い 早く来い 春が来た 春が来た どこに来た 山に来た 里に来た 野にも来た 花がさく 花がさく どこにさく 山にさく 里にさく 野にもさく 夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬 遠い空 霧のなかに うかびくる やさしい影 野の小径 水芭蕉の花が 咲いている 夢みて咲いている 水の辺り 石楠花色に たそがれる はるかな尾瀬 遠い空 夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬 野の旅よ 花の中に そよそよと ゆれゆれる 浮き島よ 水芭蕉の花が 匂っている 夢みて匂っている 水の辺り まなこつぶれば 懐かしい はるかな尾瀬 遠い空 はるかな尾瀬 遠い空 静かな 静かな 里の秋 お背戸に木の実の 落ちる夜は ああ 母さんとただ二人 栗の実煮てます いろりばた さよなら さよなら 椰子の島 お舟にゆられて 帰られる ああ 父さんよ御無事でと 今夜も母さんと 祈ります 祈ります かきねの かきねの まがりかど たきびだ たきびだ おちばたき あたろうか あたろうよ きたかぜぴいぷう ふいている さざんか さざんか さいたみち たきびだ たきびだ おちばたき あたろうか あたろうよ しもやけおててが もうかゆい こがらし こがらし さむいみち たきびだ たきびだ おちばたき あたろうか あたろうよ そうだんしながら あるいてる そうだんしながら あるいてる 春よ来い 早く来い 春よ来い 早く来い