昔、国語の授業で習った あの詩の意味が やっと分かりそうな気がしてる。 今ここにある全てが 愛おしく思えるのは いつか それが消えてしまうと 知っているから。 七色と言われた虹には 無数の光と色があって あなたもそう まだ見ぬ答えが あなたの中 眠っている。 昔、誰かが言っていた。 虹の色は七色だ、と。 あたしは確かめたわけじゃないのに 信じていた。 誰かが見て、 感じて出した答えが正解なら あなただけの、 その答えは間違いになるのかな? 七色と言われた虹には 無数の光と色があって あなたもそう 誰かが決めつけたあなたなんか あなたじゃない。 誰に何を言われたって この目で見た虹は 七色じゃなかった。 それが答えだ。 七色と言われた虹には 無数の光と色があって あなたもそう まだ見ぬ答えが 眠っている。 七色と言われた虹には 確かに無数の光と色があるから あなたもそう あたしも まだ 見つけ出せる。 階段を駆け上って この目で見た虹は 七色じゃなかった。 あれは嘘だ。