かじかむ両手に 吐息が白くまとう頃 またいつも通り 街は浮かれ始める 今年は隣で 微笑む君はもういなくて 二人で過ごした あの時間(トキ) また思い出しているけど きっといつか 一人きりの 白い冬に慣れても 君とじゃれあった 思い出は 全部抱きしめていたい 立ち止まった 灯りの下 舞い落ちる粉雪が 君の優しさの ようにそっと 僕の肩を包み込んでいくよ まばゆい光に 照らされ 目を細めながら 人波を抜けて なじみの店へ急ぐ 笑顔がはじける 通りを横目で眺め いつものテーブル 一人は まだ少し慣れてないけど 君と二人 手を繋いで 歩いてたこの街は 今も変わらずに ずっとずっと 君のことを待ちこがれているよ きっといつか 一人きりの 白い冬に慣れても 君とじゃれあった 思い出は 全部抱きしめていたい 立ち止まった 灯りの下 舞い落ちる粉雪が 君の優しさの ようにそっと 僕の肩を包み込んでいくよ 包み込んでいくよ