突然降り出した雨 土煙をあげて この街に落ちてきた ごうごう 音立て 傘を持たぬ人たちは 濡れ競う 生者の群れ 二人眺めてたんだ 当てもなく 何処行く? 途方にくれる世界の隅っこ 小さなトンネルに閉じこもって ついたため息 あくびで答える キミの手を強くぎゅっと握った 世界はモノクロのまま走る 大粒の雨 地面を叩く 当たり前の言葉が欲しくって わからずや キミは臆病者 私の気持ちなんか知らないで もっと強く その手で握りしめて ゆるく繋いだこの手 降り止まないこの雨 途方にくれた二人 小さなこのトンネル キミの顔を見上げて 見つけたこの感情 頼りなくて温かい 遠くで轟く雷が キミの手を強くぎゅっとさせた 世界はモノクロのまま走る 大粒の雨 地面を叩く 当たり前が案外遠くって わからずや キミは臆病者 私の気持ちなんか知らないで もっと強く その手は握れるのに 握れるのに 世界がモノクロのまま走る 増してく激しさ 二人ぼっち 言葉探し またため息をついた わからずや キミは臆病者 私の気持ちなんか知らないで もっと強く その手で握りしめて 世界はモノクロのまま走る 大粒の雨 地面を叩く 当たり前の言葉が欲しくって わからずや キミは臆病者 私の気持ちなんか知らないで もっと強く その手で握りしめて その手でもっと握りしめてよ