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水無月十三夜

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  • 1989.11.01
  • 5:04
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歌詞

風に向かい 高く伸びる凧糸 ふと手を放れ そのわけは知らない はかない夢を見て 届いたのだろうか 父親は無念そうに眠る 白い紙のサクラが ガラス窓の ヒビをかくし 華やかに咲いていたよ 病室の熱さ 硬く冷えた手足 あはれなる 水無月十三夜 渦の中で消えてゆく砂糖粒 かきまわされて 底から舞いあがる 甘くやさしい声 低くとがめた声 父親はくやしそうに騒ぎ 古い型の革の手帳あけても 息子や孫への言葉はありません 時を切りとり 一途に生きた汗と 頬つたう一条の父の涙 悲し 遠くうなる 風にゆれる松林 静かならず 水無月は十三夜 声を出して 最後にいつ笑ったの? 幼い日背に抱かれ帰った日よ 流れ出た 一条の人生

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