夜も更けて ただひとり 街澄の うしろかげ あの人の アパートの 窓あかり みつめてる 私はかえれない もうあの部屋には すばらしい日々が うもれていても 心の絆が 途切れた今は この悲しみも届かないの 駐車場に 置き去りの 乗り馴れた 車にも あの人の 横顔の 冷たさが 浮かんでる 何が悪いのか 今も分からない なつかしさだけが こみあげてくる 許されることが 合鍵なのよ ドアをあけさせて もういちど―― 私はかえれない あの部屋 あの人 すばらしい日々が うもれていても 心の絆が 途切れた今は この悲しみも届かないの