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最後の少女と銀の竜

Track by清香

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  • 2022.08.05
  • 4:00
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歌詞

雪深き真白の峰 その姿いと険し されど頂近き洞窟に踏み入れば まるで高貴なる姫の住まいがごと 絨毯に 寝転ぶ銀の竜の鱗を少女が磨く 「飽きはせぬのか」 と竜が金の瞳向け問うたなら 少女は小さく笑って言う 「これまでの何よりも楽しい」と 深き雪積もるかの高き峰の 麓に広がる王国の人は 誰も住めぬような雪と寒さから 守られる由来を忘れ果てた 正当なる唯一の後継たる少女から 地位奪った親族もその真の意味は 知らぬ ただ先の王様だけは建国の盟約を 思い出し 遺言にて命じたのは己が 孫の婚約者に少女をと けれどその跡を継いだ誰もが 少女を侮り陥れる 降り止まぬ雪 鎮める贄に 少女は選ばれ山に置かれた 真っ白な死装束の少女の前に、 銀の竜が舞い降りる 差し伸べられた前足に、 少女はかさついた手を重ねたー それは竜と国の古の盟約 結ばれた瞬間のように かつて雪に埋もれた峰の麓を 人の住める地に変える約束 夫亡き後を竜と共に生きた 女の子孫が国に在る限りは 末裔なき今、 もはや雪が止むことはない。 彼の女の子孫の最後の一人の少女 王国滅びし後も少女は竜と暮らした

このアルバムの収録曲

  • 1.最後の少女と銀の竜
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