巡り続ける季節の中で 色褪せてゆく記憶 さよならさえも 言えないままに ただ時だけが過ぎて… 零れ落ちる涙の 意味を探してみても 長過ぎた夜の闇に消えてゆく まどろみの中 踊り続ける 貴女の姿は儚くて だから今夜は 夢を見させて 愛に溺れゆくままに 微かに残る声は今でも 僕の心を奪う 浮かんでは消えてゆく 遠い日々の面影 泡沫の夢の中で彩られ 仮初の夜に 流されてゆく 二人の想いは切なくて 近付く程に 見えなくなると 分かっていたはずなのに あの日見た夢の続きを 追いかけてみても 遅過ぎた夜明けにかき消されてゆく 記憶の中に 残る貴女の 微笑は今も輝いて 時計の針を 戻せるならば もう一度あの季節へ 最後の夜に 踊り続ける 貴女の姿は眩しくて 堕ちゆくままに 身を委ねたら 永遠の夢の中へ