. その男は恋人と別れた さよならの口づけをして 髪の毛をやさしくなぜていた その時男は心のどこかで 赤い舌を出して笑った そうさ 男は自由をとりもどしたのさ そうさ 男は人生のペテン師だから このいつわりもいつの日にか ありふれた想い出に すりかえるのさ その男は女房をもらった 人様もうらやむほどの すばらしくきれいな女をね けれども男は心のどこかで 寒い風が吹くのを知った そうさ 男は自由を手離しちまった そうさ 男は人生のペテン師だから ひとりぼっちの幸せを たいくつな毎日にすりかえたのさ そうさ 男は自由を手離しちまった そうさ 男は人生のペテン師だから ひとりぼっちの幸せを たいくつな毎日にすりかえたのさ .