乾いたすべて 気のふれた答え 閉ざされた声 温もり それは、 人々が奏でる砂丘の世界。 足跡が消える 記憶さえ砂の中に埋もれる 孤独を纏い 泣く事さえ忘れたメロディ 風に砂が踊れば 何もかも見えなくなる 目隠しで さ迷った 二人は お互いの顔も知らない 生まれた意味も知らずに 壊された扉の中へ 訳も無く さ迷った 二人は 帰る事も出来ない 新しい風がここへも それすらも気付き(わかり)はしない 訳も無く さ迷った 二人は 逃げ場を失くしたまま 『乾いたこの街は、 感情さえも見えない。 貴方さえも見えない。』