逃げ道去って突き刺す音は 夢に溶かして遠ざけてしまった 溜息の朝と偽の愛と 笑い飛ばした鏡の自分と この手に残されたのは 全て未完成のものばかりなんだ 流した涙と血の臭いと 赤く光る鼠の死骸と いつも夢見ばかりで ひどく儚い無限の誓いさ いつも泣いてばかりの 凍りついた毎日にさよなら 言葉にするまでも無く この身焦がして 済むこともあるんだ 哀しげに見えた空はいま 朝焼けへと星屑を脱いで そっと目を閉じて 見つめた未来は まだ少し遠く霞(かす)むみたいだ 躓(つまづ)きながら探していた 未来を 生きてゆく日々が続けば良いな