きらめいた季節の終わり 思い出は揺れていました 置いてけぼりの約束が ひりひりと胸に沁みます 君の涙から目を逸らしてまで 夢中で追いかけたものは どこへ行ったのでしょう ほのかに浮かんで消えてく あの遠い場所の花火は はかない輝きに永遠を閉じ込めてゆく 若いあの日の間違いも 去りゆく人の夢も 静かに眠りにつくように 思えばついこないだの話 だけど今よりずっと昔 容赦のない夏の日差し じりじりと照りつけました 持て余していた時間の中で やがてくる未来だけは 疑いもしなかったけど 映画のエンドロールのように 夜空に映る花火は ほろ苦い青春を心に蘇らせる 愛した人の面影を そっと胸にしまって またいつか帰れますように 鮮やかに咲き誇り いずれ終わる花火は 喜びも悲しみもまぶたに焼き付けてゆく 若いあの日の過ちも 去って行った人の夢も 静かに眠りにつくように