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天球、彗星は夜を跨いで

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  • 2021.07.09
  • 4:16
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歌詞

明かりがひとつ灯った 灯った 天を彩った鋲が綺麗だ 僕の吐いた白い息のように、 消してしまえたらな 押し殺して深く沈んだ 泣き声さえ、聞こえているから 君を刺した不安も苦痛も、 僕の青色で塗り潰して 全部涙になって 星の海を流れていった 果てしない闇の中に そっと青を添えたら ほら 彗星が僕の頭上を飛んだ 誰もいない夜の空を染めた 深く寝静まった街の中へ 降り注ぐのは誰の悲しみだろう 星はまた弧を描いて飛んだ もやのかかった思考を晴らして 「いつかまた会える」 なんて言えなかった 星が降ったあとの街、僕はまだ 黒くくすんだがらんどうの空を 箒星が彩るように 君を刺した不安も苦痛も 僕の青色で塗りつぶして 君の涙をそっと、 星の海に流し込むんだ 尾を引いたその光が、 誰かをまた救うから 彗星が僕を選ぶのなら この空を全部君にあげる 言えなかった言葉の尾を引いて 降り注ぐのは誰の悲しみだろう? 星はまた弧を描いて飛んだ 街の視線を奪い去るように 君とまた会えるのなら僕は、そうだ 星の名前をひとつ受け止めよう 悲しみがあふれそうになること 天球で離ればなれでも 僕らは繋がっているから 彗星が僕の頭上を飛んだ 誰もいない夜の空を染めた 深く寝静まった街の中へ 降り注ぐのは誰の悲しみだろう? 星はまた弧を描いて飛んだ もやのかかった思考を晴らして 「いつかまた会える」 なんて言えなかった 星が降った後の街 僕はもうずっと君の行方を探してた

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