罅割れたビー玉から零れ落ちた 夏の吐息に耳を澄ましても 取り残された孤独な世界の向こう 側からは抜け出せなくて 曖昧な返事で濁してきた 傷付く事を避けては 向き合うことも出来ずに 押し殺した感情も 逸してしまったその目も 触れて壊してしまうのが 怖かったから 手を伸ばしてみても 埋まらなかった距離は 綺麗な関係では 届かないと知った 解けて 離れた 戻せはしないのに 止め処無く溢れ出す後悔を 雨が溶かしてった 分かろうと歩み寄った 僕なりに 自信はないけど信じてみたくて 裏切られることの痛みは終わりが 無い 知ってるから怖いけれど 近づいて すれ違い 離れていった 誰もいないこの場所では言葉は 消えていくだけ 立ち止まって迷って鍵をかけて 逃げる度擦り減っていった 心の奥がずっと痛い 失って初めて気付くなら 奪ってあげるよ もう It's too late 遠くに捨てていって ごめんね ありがとう 最後のさよならも 言えてないけれどまだ 幸せに 笑っていて 差し込む光も届かないほど深く 心地いい水圧に包まれて眠った もし目が 醒めることがあるならばもう一度 誰かと分かりあえる日が 来るといいな 手を伸ばしてみても 埋まらなかった距離は 綺麗な関係では 届かないと知った 解けて 離れた 戻せはしないのに 止め処無く溢れ出す後悔を 雨が溶かしてった