指に絡(から)んだ さだめの糸を 首にまわして 死なせてよ お酒は女の いのちの水よ 恨(うら)んだ日々を 流すほど どうか呑(の)ませて 今夜だけ 呑(の)んでも呑んでも酔えない かなしい女 無茶(むちゃ)な生き方 叱ってくれた あなた優しい ひとでした お酒は女の 助けの水よ 涙が枯れた こんな夜は どうか呑ませて あびるほど 呑んでも呑んでも泣けない かなしい女 針のむしろの 地獄でいいの 惚れて惚れぬき 惚れ尽くす お酒は女の 未練の水よ 心が泥に まみれたの どうか呑ませて 洗わせて 呑んでも呑んでも酔えない かなしい女