指折り数えた日々が まるで昨日の出来ごとのよう それすら愛おしくて 二つの影が並ぶ坂道 オレンジ色に染まる街を 見下ろし繋いだ 手の温もりと笑顔 ずっと 一緒にいると 思ってたんだ 約束をした訳じゃないのに 遥か遠くを見つめる君の目線 ホントは気づいていたけど 空っぽの心 想い出で蓋をしても溢れゆく 幸せのカケラが私を傷つけ 跡を残すから 今日も変わらずに 止まった時間 これじゃ ダメだってことも 分かっているんだ 一人きりの部屋の ラプソディー 気紛れな通り雨に 重なった体温と憧憬 もどかしいくらいの距離 二つの影が寄り添っていた 当たり前すぎる幸せは 終わらないものだと思っていたけれど 消えてしまいそうな声で告げる君 ねえ、あの時 泣いて頼めば変わったのかな 一人ではない 二人の現在(いま)に 空っぽの心 想い出で蓋をしても溢れゆく 幸せのカケラが私を包んで 引き止めてるから 今日も変わらずに 止まった時間 もう想い出にしないと 歩き出せないから さよならをするの わたしに