達観したような 腐りかけのまぶた 失笑ばっかり すっかり板について 沈没しないには 脱力が肝要だ ねえ 痛くたって笑うのさ 鈍く そんな必死になってさ 自傷みたいなもんだ すれ違いざま 熱を茶化したりして きっともうすぐ 力尽きて沈むさって 笑って誤魔化した 痛み みっともないこと 口に出せば癒えた 失ってることにも本当は気付いてた ある日の夢 カーテン越しに揺れる サンキャッチャーの向こう 「キレイ」とされる無機質な空間で 人々が踊っていた それはどこかで見たことのある 絵のようで どこかで聞いたことのある 音のようで だけど知らない 必死になっても 冷めてみても同じさ 滑稽なのは 泳ぐ姿それ自体 上陸して 足を着いたら ねえきっと 思い出して笑うのさ 痛み 「知っている」と「知らない」 の境界線って何でしょうか? そう尋ねようとすると 遠くにいる人が近づいてきて 「親和性です」と言いました 「知っている」と「知らない」 の境界線が親和性だとしたら 親和性だとしたら あてもなく泳いで もうすぐさ 本当か? 見えないまま目指した 息のできる場所 覚えたこのフォームで どこまで行けるかな 不恰好なストロークで いつまで泳げるかな
