淡い恋の予感や喪失感 乱反射してるスペクトラム 生成されて消えやしない パーティクル 茹だるような熱を放ちながら 夏はオーバーフローしていく 僕らの心を演算して 生ぬるい音を立てるソーダ ジュブナイル色のガラス玉 水中都市に消えてく 2人だけの約束 描画限界みたく重い 湿気った風のストレージ 代替不可能な記憶の鍵を 確かに回す 本当も嘘も重なりあったまま 僕らは目を開ける 夏は青く広がって 座標を飛び出して きらめく電子の海を泳いで 未定義だった僕たちは 呼吸さえ忘れて 観測してく今を 波は粒子にかわって 0と1になって それでも曖昧に心は揺れて 切なくなる想いを 解き明かす式を探してる Virtualistic Summer 君に会いにゆくよ プールサイド 塩素 入道雲 透明度 いつか出会った場所 もうここにはいない 君の影を探してる 1/f 僕らなら 幻みたいな現象だ 触れ合って 惹かれあって 儚く消える線香花火 ねぇ僕らの宇宙は仕組まれている 架空のお話だったとしても どんな世界でも どんな未来でも 君を探し出すよ きっと 加速してゆく鼓動は 時間を追い越して 重大なエラーを呼び起してく 5分前の世界が 存在していなくたって 君に恋をしている 波は粒子にかわって 0と1になって それでも曖昧に心は揺れて 切なくなる想いを 解き明かす式を探してる Virtualistic Summer 君に会いにゆくよ