君の中の乱れとか穢れをすべて曝け 出して 僕の使う言葉とか仕草で 上手に酔っ払って 詰まらぬ口実を右手に掲げて 「正しい」 という劇団が贈る絶望は味気ないね 抑制不能の妄想と暗澹たる静寂 微かに芳る雨に濡れた 愛を描く技術など通信教育じゃ 得られない 宵に抱く理想など 壊れるだけの甘い幻想さ 変わらぬ自嘲的な態度に為す 術もない 「悲しい」 という脚本が齎す希望は美しいね 玉砕覚悟の告白と夢に見た衝撃 僅かに薫る風に揺れた 大層情けないがと押して引いて 配置される混凝土の一欠片の様 「滅亡」 を謳う楽団の馴合は 実に素晴らしいね 匿名希望の垂込と口止めの計算 割かし馨る 「恋しい」 という劇伴の音が落涙を誘発すんだ 百折不撓の精神と対峙する両者 確かに香る空に暗れた
