風の中足を止め 気がつけば夢の中 過ぎ去った日々の中で 時間だけが消えていく 君がいないこの場所は 何もかもが味気なくて 叶わないとわかっていても もう一度声が聴きたいんだ 寂しそうに微笑んでいる 君の影を見たような気がしてさ 夢中になって駆けだしていたんだ もう誰一人失わないように ざわめく木々息潜め ノイズの渦のまれていく 君がいないこの世界は まるで色を失ったよう 一番はじめに戻っただけなのに もうあの時の僕じゃないんだ どこにいるのそこにいるの あてもなく僕らの森彷徨って 声がかれるまで叫んだんだ 僕がここにいるって伝わるように 悲しそうにうつむいている 君の影を見たような気がしてさ 夢中になって手を伸ばしたんだ もう何一つ失わないように 君の声も君の顔も 今もまだ鮮明なままで あの日おいてきた横顔は もう手を伸ばしても届かないんだ 寂しそうに微笑んでいる 君の顔を見たような気がしてさ 今は何もできないんだとしても 君だけは失わないように