「お願いだからわかって」なんて エゴでしかない 壁に飾った造花に 夢を見ていた 自分のためについた嘘で 傷つけた君 部屋に流したCD 君が重なる 影になった写真立て もう要らない 心なしか寒い夜に窓を開けた 孤独に首を振って 宙に浮いた愛の言葉が 欲しくなった 夢とか愛とか見えないものは 簡単に 信じられないきっといつまでも こんな自分には求めることも 許されない 気がしてなにもできないの 風に飛ばされそうな 後ろ姿 あの日は確かに触れたのに 失うことが怖くて 一歩も踏み出せなかったから 手放した輝きが眩しく見えて これ以上傷つけないと誓って突き 放した そんな自分には報われるなど 許されないことだから今は叫ぶだけ 僕のエゴで汚したけれど せめて君よ幸せに 思い出と言う名の額縁に閉じ込めた 悲しい歌だねと僕の好きな曲で 涙を流した君はとても綺麗だった 気づかないふりをして重なった心を 抱き締められなかった もう二度と君に会えない 出会った夏がまたやってくる