揺れる海辺に 月明りが笑いかけると 潮風は凪いで海は眠る 夜の空に敷き詰められた 星たちのささやく声さえ 聞こえてきそうな夏の夜に 砂のベッドに横になって 互いの指先が触れると どちらともなく言葉を無くす 星の降る夜に二人まどろんで さざ波の音さえ もう今は聞こえない 長いあなたの 指が優しく私の髪を かき分けた跡が五線譜になり 甘いメロディ 流れるから眠ってた海も 目を覚ましほのかに波打ちだすの 星の降る夜に二人まどろんで 波の打つ音さえ もう今は聞こえない 気まぐれなひと夏の恋だって わかっているから もう少し騙されて