「無理はしないで。」 なんて 放つ君の言葉に 私はただ頷くことしか出来なかった 自分のことばかり話す君 なのに大事な会話はいつも 私に委ねてばかりだってこと 気付かないみたいだ 二人で決めた、てこと それは私のやさしさ 無理をしていたのは 本当は君の方でしょう (それは言わないでおくよ) わがままを言わないことが正解 そう信じてきたのに いまだ触れることの出来ない その傷が 私を優しく問い詰める どうせ癒えない傷 決して私のものにならない君の肌に 触れようとするほど切なく 期待してまた近づく 不意に照らす月明かりすらも 遠くかすんでしまうほど 輝きつづけてよ 私の心のなかで 本当の君は大したことない どこにでもいる普通の人間 どっちかと言うと 褒められたもんじゃない それでも嫌いになれない 時々見せるそのやさしさが 魔法だから 三度目の正直なんて嘘つくの? ほら、さよならの後 ふりかえるのはいつも私ばかりだ どうせ癒えない傷 たったもう一度だけ信じさせてよ 明日 泣いて過ごすことになるとしても 知らない匂いが混ざってく 君の首元にキスしたの 気のせいだと言っていたよね 知っていますか "やさしさは限りあるもの" だと 君のギターリフの旋律も 上書きされて忘れてしまった 本当の君は大したことない どこにでもいる普通の人間 どっちかと言うと 褒められたもんじゃない それでも嫌いになれない 時々見せるそのやさしさが 魔法だから