Track by小林未郁
空はどんな色が広がっているの? 風はどんな香りでそよいでいるの? 閉ざされた入り口を振り返る 余裕もなく 時だけが刻まれて 捨てて来た物も忘れてく 螺旋階段をぐるぐる登ってく 何も聞こえないまま こんなにも歩き続けて あなたを想っていた 石の壁の中で 冷たい息を吐いた 街の中に重なる鐘の音が響いたら 螺旋階段をぐるぐる落ちてゆく 何も掴めないまま こんなにもすり減らされた 私の亡骸はあなたが埋めて