ゆるくたるむ電線の上 眠りの国 めざすヒツジ 目の裏から数えよう 毛布しか知らずとも 欲しい時に欲しい分だけ 君の脳は覗けないのに すくない…?たりない 多い…要らない どこで息をするの? 現を離れて 月を食べに出よう 今日だけ特別 イチゴのソースで 次なんてないんだって 君の目は泳いでた 黒い涙 赤い月 私にさあ手をかけて まぶた撫でる 新鮮な空 燃えるゴミをつつくカラス 同じようで違う今日 私だけ忘れ物 わかりたくて わからなくなる 君は君で私じゃないし さみしい・くるしい いいね・最悪 全部なんて無理で 現で今すぐ 月を食べに出よう 甘さが溶ければ涙も止まるよ また今度 手を振って 音消した人もいる あの時、私はどんな顔してたかな? 「ありがとう」 きちんと伝えられた気がしない 白い波 薄い月 私をさあ見送って 雲で出来た大きな猫 欠ける月 爪たてて