瓦礫の絨毯を 裸足で歩いてた 地平線の向こうに あなたを見たような気がした 深い夜の麓 沈まない月が 今にも枯れそうな この心を照らし出している いつか死んでしまうってことを ずっと忘れないんだ だから今持てるすべての想いで あの人を愛して 憶い火 あなたと まだ燻ってる ねえ それでも 痛みも憂いも愛しさも この身捧げても 天を穿つくらいの餞を いつも愛しい者は胸に 赤い彼岸の花を 僕を悪戯に弄ぶ者よ あの人を還して いつかその花の名前を 忘れてしまっても 私が覚えているから 時を進めて 命燃やして ただ、そばに居て いつか芽を開くその地へ 夜明けを迎えるなら 愛をくれたあなたの 匂いを忘れないように また歩くから 嗚呼 巡り会えたら抱きしめて