握りしめた手が 枯れながら ほどけてく 陽が沈む海へ 舟はただ流れてく 生まれた日のこと 思い出すために 閉じた瞳 巡る時は もう どこへも たどり着かない さよならの その先へ 花を摘んだら 眠るように 行けばいい 風に連れられ ふりむけばそこは 荒れ地にも 見えるのに 懐かしい人の 呼ぶ声がしてる まだ 持ってはいけない 荷造りに疲れ 捨てたはずの夢のかけら また 心は 仕舞い込むけど さよならの その先へ 波を合わせよう 愛のせいで 終わらない 歌を残して さよならの その先へ 月と戯れ 眠るように 行けばいい 風に連れられ 風に連れられ