桜散る季節に僕らつないだ手を 離した 柔らかい日差しが君と僕を 遮った 無理やりに肩をつかんで君を 引き留めてしまえばよかった 桜よ 離れていく花びらを どんな想いで見送るの? 眩しそうに目を細める君が にじんでゆがんだ 泣いていたのかな それとも 笑ってたかな 空っぽの君の心の中に 僕のかけらを探した 塞ぐよ 君を困らせる言葉 こぼれそうだから 春の 優しい風にさえも 散ってしまうなら どうして咲くのだろう 君の優しくて悲しい嘘を 信じられたなら 今でも 全てが 僕の全て君だった どうしようもないほど 桜よ 離れていく花びらを どんな想いで見送ればいい? どうか散ってしまわないで 桜よ 桜散る季節に僕ら繋いだ手を 離した