誰か訪ねてきたみたいだ 僕は気づかず寝てたみたいだ 何か言いかけて口をつぐんだ 窓を曇らせた ああ カタツムリだ いつまでも憶えていたい ちりばめては縫い付けた 忘れた明日の向こう側から届いた 風がそよいだ でんでん虫のレースが 入道雲を呼んでた そんな小さな祈りが 灰色の空泳いでた 何か忘れてきたみたいだ どこで失くした いや 捨てたのかな 誰よりもすぐそばにいたい ありふれてる気持ちかな 集めた昨日のひとかけらから 会えるさ いつでも でんでん虫のレースが 入道雲を呼んでた そんな小さな祈りが 灰色の空泳いでた