線香花火

歌詞

ドシャリ ドシャリ 予想外の大雨 天気予報はまだ晴れなのに 浴衣の君の後ろは 打ち上げ花火合うのに 他のヤツらは 予定が合わなくて 奇跡的に二人だけなのに 不幸にも程があるでしょ これからどうしようかな そんな時君が取り出したものは 一本だけ濡れてしまった 二本の線香花火 「少しでも元気に なってほしいから」 優しさに火が灯る 突然の雨は 思い出になって 小さな花火 願いは叶って 「これはこれで、きれいだね」 って二人笑いながら パチパチと光る 小さな火の玉が もうすぐ消えてしまうよ 同時に「あっ」って言ってポタッと 意地悪な風が 故意に落とした 虚しい時間はやたら長くて 今日はもう諦めて帰ろうか 「遅いから送ってくよ」 不満な顔で君はうなずく 咲いて枯れて また咲いてかれて 世の中ってそんな 単純なものじゃないし 花火だって職人さんがいて って何考えているんだろう どんなに鮮やかで 大きくたって その輝きは ほんの一瞬で だからこそ綺麗なんだって 君が教えてくれた 寂しくなんかないよと強がって 「それじゃ、またね」 と小さく手を振った 背を向けた瞬間に 後ろからそっと 抱きしめたんだ 今なら言えるよ 君が好きだって 共に過ごした 日々はいつだって 守りたいよ スネ顔泣き顔 あと困った顔も 僕の心は 飛び跳ねて弾けて こんな気持ちは 生まれて初めてで 届けたいよ 嬉し顔笑顔 あと困った顔も 僕の瞳に映る その笑顔は どんな花火よりも きれいに咲いて そして重なり合う 優しさを分け合う 素晴らしさを 言葉にする ことの大切さを そのすべてを 教えてくれたんだ 君の線香花火が