蝉時雨の千年先も ああ、君を見守っていよう 君は果てしない旅の中 ああ、その夢が叶うなら 蝉時雨、向かい風転ぶ君は 人知れず泣いていたよ 石段から見上げた 空はいつまでも変わらない青 手を伸ばすの 届かないと知っても尚 焦がれる気持ちだけが この夏に鳴り響いてた 蝉時雨の千年先も ああ、君を見守っていよう 君がやがて灰になり舞い 新たな殻になる日も 蝉時雨に追い風 声はやがて ぽつりぽつり途切れ、離れ 君はもう大人になり やがて痛みにも慣れてゆくの 待ち焦がれてる 君を運ぶ夏風 数センチの背と引き換えに 君が捨てていった羽 蝉時雨の千年先も ああ、僕はここにいるでしょう 君を作る小さな傷を 大切に指でなぞるの 蝉時雨の千年先も ああ、君を見守っていよう 君は果てしない旅の中 ああ、その夢が叶うなら 叶う時まで 蝉時雨の千年先も