AWA

経る時

6,198
40
  • 1983.02.21
  • 4:14
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歌詞

窓際では老夫婦が ふくらみだした蕾をながめてる 薄日の射す枯木立が 桜並木であるのを 誰もが忘れていても 何も云わず やがて花は咲き誇り かなわぬ想いを散らし 季節はゆく 二度と来ない人のことを ずっと待ってる気がする ティールーム 水路に散る桜を見に さびれたこのホテルまで 真夏の影 深緑に ペンキの剥げたボートを浸し 秋の夕日細く長く カラスの群れはぼんやり スモッグの中に溶ける どこから来て どこへ行くの あんなに強く愛した気持も 憎んだことも 今は昔 四月ごとに同じ席は うす紅の砂時計の底になる 空から降る時が見える さびれたこのホテルから

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