道の無い荒野は果て無く続く 時間は静かに首を締め付けてく 残された命で描き続ける 精一杯の感情と これまでの人生 憧れていた 夢を見ていた 姿と少し違ってしまったんだ 間違ったまま 濁流の中 こんなにも 膨れ上がったんだ 誰も知らない 世界の果てで 燃ゆるパトスで描いた 雨を飲み込み その炎は 自分さえ焼き 尽くした 筆先に宿す込み上げる思い 振り返る隙もない程駆け抜けた 大切なものを幾つも切り捨て 正しさもいつか 分からない位 例えばいつか 辿り着けたら 姿もやがて変わり果てるだろう 立ち止まったら もうこの場所には 戻れない 気がしていたんだ 誰も知らない 狂気の果てで 燃ゆるアーチを描いた 芽吹く命と 消え入りそうな 儚さに美を 求めて 瞬きの間に 世界は回る ひとは忘れ行くけれど 誰も知らない 世界の果てで 燃ゆるパトスで描いた 雨を飲み込み その炎は 自分さえ焼き 尽くした