誰と 出会い別れてそれなり に歳を重ねてみた頼り なさが 抜けないまま大人になった僕が帰る 約束を破っても何処にも行か ない人の元へ 夕方5時3分着 みどりの電車は僕を乗せて 静かな駅暗い夜には広い コンビニと チューハイだけ寂しさを埋めた懐か しい街 帰らないはずの布団で眠るもう戻れ ない時間の中で あなたがくれた声が 教えた”あと少し だけ” 想いは届く ” 未だ見ぬ誰かを変えていける” ”誰でもなくていい、君であれ”と 優しさが力強く 涙目で こらえてかき込むのは染み渡る義務 の愛 もう 戻れない時間の中で あなたがくれた声は 響いた ” あと少しだけ” 想いは届く未だ 見 ぬ誰かにまだ届かない場所に浮かん だ あなたの笑う顔を想えば愛しい 人よどうか元気で未だ 見ぬ明日に歩き出せる