鏡を見るのが嫌いだった。 「僕は似ている」 そう確認させられてるようで。 いつでも本当は×××たかったけれ ど それもできなかった。 キリキリ斬り刻む此処に居る意味。 ずっと考えていた。 でも、 カラカラ空回る思いだけが、 "あの人"には届かず意味なんて結局 なかった。 ああ……僕は結局【一票】だった。 教えてくれてた。 虚栄心、嘘、欺瞞。 その存在たちを。 キリキリ切り刻む記憶の隅に "あの人"がくれた本。 それは、 カラカラ空回る不器用さを 訴えているようで、 それが許せなくてその小説を同情心 ごと捨てた。 ララ♪ 彼に拍手を!