さよなら 使い古したカーテンロール 見えるかい? 月を覗けるショーウィンドウ 開けたら 溢れ出すから封をしている 扉の 先であなたを待ってるよ カタカタ揺れてる窓から 夜空に漂うリズムに合わせて 誰かが飾り付けた 綺麗な嘘を捨てて あなたの横顔にある影を 魔法の火で灯すのさ 触れたら夢が覚める 安いテレビも 気取った家具も いらなくなってさ 派手な花瓶も 気障な言葉も そうさ 会いたいからさ 今 ゆらゆら揺れてる あなたの影から 彷徨う光を 朝まで 誰かが置いて行った 素敵な嘘を拾い あなたの横顔に手を当てた 覚めない夢の中で さよなら次の日まで